フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

フィリピン船と中国船が衝突

おはようございます。


 西フィリピン海国家対策委員会


(National Task Force for the West


Philippine Sea NTF-WPS) に


よると、「危険な阻止行動」を


行っていた中国船舶が、


アユンギン礁のBRPシエラマドレへ


物資を運ぶ途中でフィリピン船舶と


衝突した。


NTF-WPSによると、フィリピン


国軍(Armed Forces of the


Philippines AFP) と契約した補給船


「ウナイザ・メイ2」号は、昨日


午前6時4分、シエラマドレに配下の


フィリピン軍分遣隊への定期的な


ローテーションと補給任務に


就いていたが、中国海警局によって


阻止されたとのことです。


NTF-WPSによれば、「CCG


(China Coast Guard) V 5203」


の挑発的で無責任かつ違法な行動に


より(ウナイザ・メイ2)乗組員の


安全が危険にさらされた」とき、



補給船は座礁した軍艦シエラ・


マドレ号から東北東13.5海里の


地点にいました。


中国国営放送CCTVは外務省の話


として、ウナイザ・メイ2が


「複数回の警告を無視し、非専門的で


危険なやり方で故意に法執行機関を


通り抜けた」疑いで「軽い衝突」が


起きたと伝えた。


AFP広報部の公式ツイッター


アカウントに投稿されたフィリピン


国軍が公開した動画には、海警船の


船首と補給船の船尾が短時間接触


する様子が映っていた。


フィリピン船は航行を続けているが、


被害があったかどうかは明らか


ではない。


同じ補給任務で、中国海事民兵船


00003号は、アユンギン礁の北東


6.4海里でホバリングしていた


フィリピン沿岸警備隊(Philippine


Coast Guard PCG)船MRRV


4409号の左舷側に衝撃を与えた。


しかし、中国はPCG船が


「計画的に」中国漁船に反転し、


「意図的に」問題を引き起こしたと


非難した。


NTF-WPSは、補給任務は現在も


継続中であり、ウナイザ・メイ1号


は無事にシエラマドレに到着し、


分遣隊に駐留する部隊に補給物資を


届けたと述べた。


AFP広報室長エンリコ・ジル・イレト


中佐は、ウナイザ・メイ2号は衝突後


も浮いていると述べた。


中国は日曜日の事件について


「責任は完全にフィリピンにある」


と述べた。


NTF-WPS特別委員会は、中国海警局


と中国海上民兵組織による「危険で


無責任かつ違法な」侵略行為を非難


した。


「西フィリピン海国家対策委員会は


フィリピンの主権、主権、管轄権を


侵害する、今朝行われた海警局と


中国海事民兵隊による最近の危険


で無責任かつ違法な行為を最も強い


度合いで非難する。国連憲章、


国連海洋法条約、海上衝突防止


国際規則条約および関連する


国際海事条約、そして2016年の


仲裁判断のあからさまな無視だ」


と述べた。


中国がこれまで以上に自信を


持ってこの海域の主権を主張する動き


を見せており、当局者や専門家は衝突


の可能性について警告している。


フィリピン大学海事・海洋法研究所


所長のジェイ・バトンバカル氏は、


「彼らの危険な航行を考えると、


これはまさに起こり得る類の出来事だ」


と語った。


バトンバカル氏は、CCGはマニラが


どのように反応するかを見極め、


フィリピンの長年の同盟国である


ワシントンの決意を試すために、


フィリピンの補給船を意図的に


攻撃したと述べた。


「外洋で誤って別の船に衝突する


ことはありません」とバトンバカル氏


はフランス通信社に語った。


アユンギン礁はパラワン島から約165


海里に位置します。


中国も「仁愛礁」と呼ばれるこの


浅瀬の領有権を主張している。


自由労働者連盟( The Federation


of Free Workers FFW)は


NTF-WPSに参加し、中国の活動


を非難した。


「私たちは単に受動的な傍観者


や無関心な観察者であることは


できません。こうした挑発的な


行為に対し、深い懸念を表明し、


AFPとの団結を示すのが我々の


責任だ」とFFWは述べた。


労働団体は西フィリピン海での


紛争の平和的解決を求め、国連総会で


声高かつ断固たる抗議活動を行う


必要性を強調した。


フアン・ミゲル・ズビリ上院議長


は日曜朝、西フィリピン海における


中国海警局と中国海上民兵組織の


最近の忌まわしい行動を非難した。


「私は平和を愛するフィリピン国民と


ともに、アユンギン礁で我が国軍への


定期的な補給任務に就いていた勇敢な


同胞の命を危険にさらした中国海警局


と中国海上民兵の最近の忌まわしい


行動を強く非難します 」とズビリ氏


は述べました。


「私は、外国の不法侵入から我が国


の排他的経済水域を守る能力を


高めるためにPCGとAFPの予算を


増額する同僚たちの努力を支持する


ことを改めて表明します」と同氏


は述べた。


 リサ・ホンティベロス上院議員は、


フィリピン国民に対する中国による


最近の暴力に対するフィリピンの


非難に参加するよう国際社会に


呼び掛けた。


「私は国際社会に対し、フィリピン


国民に対する中国の最近の暴力に


対するフィリピンの非難に参加する


よう呼びかけます。我が国は法の


支配のための戦いを止めるべき


ではありません。それが地域と


世界全体で真の平和と安定を得る


唯一の方法だ」とホンティベロス氏は


付け加えた。


 フランシス・トレンティノ上院議員


は、「これだけでも、中国が国際法の


規則と基本的な海上安全を無視し


続けていることを証明している」


と述べた。


このような事件は、海上における


人命の安全のための国際条約および


国際海事機関の海難事故調査規範に


基づいて徹底的な調査の対象となる


べきである」


 この事件は、中国が意図的に、


起こした衝突ではないかと見られます。


すなわち、衝突した船舶は、どちらも


軍所属同士ではない事です。


軍船同士ではない事で、戦闘に発展する


事を避けたのではないかという事です。


周到に計画された中国軍の行動と


みられます。

フィリピンの補給船の進路を阻む、


中国海警局の艦船です。

中国海警局のV 5203です。


迫る船首です。


フィリピン海軍と契約した荷役船から


見た中国海警局の艦船です。

中国民兵船(左)とフィリピン海軍船


(右)です。