フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

日本の茂木外務大臣がフィリピンを訪問

おはようございます。


 茂木敏充外務大臣は、昨日、フィリピン


を訪問しました。


 昨日は、マニラ首都圏は、ブラックナザレ


で大混雑でしたので、フィリピンのメディア


は、この事にまったく触れていません。


 日本の茂木敏充外務大臣がフィリピン


を訪れ、9日午前にはマニラ首都圏マニラ市


でフィリピン財務省(the Department of


Finance)のドミンゲス長官、マカティ市で


フィリピン外務省(the Department of


Foreign Affairs)のロクシン長官とそれ


ぞれ会談しました。


外相同士の会談では、マニラ市のランビ


ガン橋とマカティ市のグアダルーペ橋の


耐震補強のため、日本が約44億900万円


の追加支援を行うことに合意しました。


 茂木外相はロクシン長官との会談で


「フィリピンは太平洋とインド洋、北半球


と南半球を繋ぐ、巨大な十字路に位置


する。日本が提唱する自由で開かれた


インド太平洋実現の鍵を握る重要な


パートナーだ」と述べた上で、フィリピン


のインフラ推進事業「ビルド(建設)・


ビルド・ビルド」を強く支持することを


表明しました。


「特にフィリピン国民の期待が大きい


首都圏の交通渋滞解消に向けて、


鉄道分野で支援をしていく」と強調


しました。


 ロクシン外相は「ドゥテルテ政権が


インフラ事業に磨きをかける時期に、


日本のみが可能な、実質的な資金・


技術援助を歓迎する」と述べ、耐震


補強事業の追加支援などに謝意を


表しました。


 橋の耐震補強事業では、2015年8月


に97億8300万円の借款支援が結ばれ


ています。


 ドミンゲス長官も茂木外相との会談で


「フィリピンの経済的な繁栄は、政府開発


援助(Official Development Assistance


ODA)の拠出がトップの日本のお陰でも


ある。フィリピンと日本、さらに浅川雅嗣


新総裁を迎えるアジア開発銀行(Asian


Development Bank ADB)の三者に


よる包括的なパートナーシップの継続


に期待を寄せたい」と述べました。


 茂木外相は9日午後には日本が


寄贈したフィリピン沿岸警備隊の


巡視船を視察後、大統領府にドゥテルテ


大統領を表敬訪問しました。


同日夜、次の訪問国インドネシアへ


向かいました。


茂木外務大臣の今回の訪問は、東南


アジア訪問の一部であり、ベトナム、タイ


インドネシアも含まれています。


ドミンゲス長官と握手する茂木外務大臣


です。


昨日のマニラ首都圏は、ブラックナザレで


大混乱でした。


行進経路周辺の学校や役所は、すべて


お休みでした。


フィリピンのメディアは、このニュースで


もちきりでした。


大群衆で壊れた臨時のパトカーです。


日本製のピックアップトラックです。



大群衆です。


恐ろしいばかりの人だかりです。


人が押しつぶされて死んでもおかしく


ありません。


今年のブラックナザレは、記録的な速さで


終了しました。


昨日の午後8時49分ごろにキアポ教会に


帰着し、去年より、5時間早い16時間の


行列でした。


橋の強度に問題があったためにルート


が変更されています。


また、今年も多くのけが人が出ています。


午後1時の集計では、1千人以上が怪我


をしたと伝えています。


ゴミも大量に出ています。


マニラ災害リスク軽減管理局(the Manila


Disaster Risk Reduction and Manage-


ment Office MDRRMO )によると、少なく


とも230万人の信者が行列に参加した、


と見られます。