フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

タール火山は活発な活動続く

おはようございます。


 マニラ首都圏南方60キロのタール火山


(標高311メートル)は15日も活発な火山


活動が続いています。


フィリピン地震火山研究所(ThePhilippine


Institute of Volcanologyand Seismology


Phivolcs)によると、14日午前8時〜15日


午前8時まで噴火は小康状態に入ったが、


火山性地震は継続しており、警戒レベル4


(危険な噴火の切迫)を維持、さらなる


大噴火への警戒を呼び掛けています。


フィリピン国軍(Armed Forces of the


Philippines AFP)によると15日時点で、


周辺住民8万2068人が避難しました。


 フィリピン保健省(Department of


Health DOH)は15日、「呼吸がしづらい」


と訴える住民6人がタガイタイ市立病院


で受診したと発表しました。


降灰の影響とみられます。


バタンガス州に続いてカビテ州も同日、


被災地宣言を出しました。


今後火山活動が長引けば、住民の健康


・生活のみならず、農業や漁業、観光へ


の影響が深刻化しそうです。


 Phivolcsのソリドゥム所長は15日の


記者会見で「火山の外観から観測できる


ことと実際に起きている火山活動は


異なる。マグマは上昇を続けている」


と述べ、危険な噴火が起こる可能性を


あらためて強調しました。


前日に確認された道路の亀裂も


サンニコラス、レメリー両町などで


15日にさらに多数確認されたという


事です。


 Phivolcsのアントニア・ボルナス氏は


「1911年の噴火の記録では、今回亀裂


が生じた地域で同様の亀裂が生じて


いた。当時はピークの噴火から減退まで


がとても早かったが、今回は違う」


と述べ、活発な火山活動が長引く


可能性を示唆しました。


 1911年の噴火では1月27日に


マニラで地震が観測され、30日未明


に爆発的な噴火を起こしました。


熱風と火砕流がタール湖の西側に


まで達し、1335人が死亡しています。


 フィリピン内務及び地方自治省


(The Department of Interior and


Local Government)のアニョ長官は、


15日、湖内にある火山島の居住者全員


にドゥテルテ大統領が退去を命じたと


明らかにしました。


大統領は前日のバタンガス州視察の


際に「安全になるまで誰も半径14キロ


以内の避難区域に戻ることはできない」


と述べています。


 避難区域内には観光用のウマや


家畜のウシなどがいます。


動物の救出活動について内務自治省は


「避難区域内でも火山島でなければ許可


される」としています。


 ヨコピーノが住む、カビテ州バコール市


の我が家の周りのタイル張りの床に、


うっすらと灰が落ちています。


埃のような薄い灰です。


これが大量に降ってきたらこの地も


大変です。


大事にならないように祈ります。


噴火が続くタール火山です。


避難民に支援活動が行われています。


炊き出しです。


日本を見習っています。


良い事です。


大量の支援物資が送られています。


動物たちも大変です。


ドッグフードが灰の上にばらまかれて


います。


お皿か何かありませんか?


周りは、灰だらけです。


豚さんもお食事の時間です。


ニワトリもお食事です。


お馬さんは元気そうです。


皆さん、辛抱して頑張りましょう。