フィリピンにおける台風1号と新型コロナウイルスの被害
こんにちは。
今年初めての台風1号(フィリピン名、アンボ)
はビサヤ地方に14日上陸し、暴風雨で
東サマール州内で土砂崩れや教会、住宅の
損壊など大きな被害をもたらしました。
フィリピン気象庁にあたる、PAGASA
によると、勢力を弱めながら、ルソン島
ケソン州インファンタ町40キロ南を
北西方向に時速20キロで進んでおり、
15日夜から16日未明にかけて首都圏に
接近し、16日午後4時には北イロコス州
ラワグ市の西北西45キロに達する見込み
と予想されています。
台風が最初に上陸した東サマール州では、
サンポリカルポ町で土砂崩れが発生、
アルテチェ町では教会の屋根が崩壊したほか、
各地で住宅が全壊するなどの被害が出ています。
住宅など多数の建物が倒壊したドロレス、オラス、
サンポリカルポ、アルテチェ各町を同州の
エバルドン知事が視察しました。
2013年にレイテ島タクロバン市などに甚大な
被害を及ぼした台風ヨランダの「ジュニア」
になぞらえ、「インフラの被害は想像が
つかない。ココナツやトウモロコシ、根菜、
収穫途中のコメ、作物の貯蔵庫も被害を
受けた」と嘆きました。
ケソン州のスアレス知事は「州内50〜55%
の地域で停電が発生、携帯電話の電波塔も
多く倒れている」と話しました。
ビコール地域とビサヤ地方で計約26万6千
ヘクタールのコメとトウモロコシ農家が影響を
被りました。
新型コロナウイルスの防疫措置のため、
フィリピン保健省は、避難所でのマスク着用の
徹底や、互いに安全な社会的距離の確保、
アルコール消毒液の準備、咳をする際の
エチケット普及などを自治体に義務付けました。
そのため、台風の通過コース上の東ビサヤス
地域、ルソン島ビコール地域の避難所は、
通常の半分の収容能力で運営されています。
台風1号フィリピン名アンボの衛星画像です。
倒れた樹木でふさがれた道路を復旧
しています。
村落が水没しています。
教会に避難する人達です。
倒壊した家屋です。
鉄骨も折れ曲がっています。
大雨の中で食料などの買い出しです。
コロナ禍と台風で住民の負担は大変です。
昨日現在のフィリピンの患者数です。
死者は、800名を超えました。
バスの中です。
タギッグ市の警察署は、警察官の感染者が
出て、閉鎖されました。
ドライブスルー検査です。
バイクは、二人乗り禁止です。
街は依然として静かです。
コロナに負けずに頑張りましょう。
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