フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

むかしのジープニー

おはようございます。


 人目を引くカラフルな色と派手な装飾


で飾られたフィリピン文化のシンボル


でもあるジプニーですが、近年では車両


の老朽化、交通渋滞、環境問題など、


いくつかの問題に直面しています。


近代化の必要性を認識したフィリピン


政府は、2017年に、車両の安全性、


快適性、環境の持続可能性を高める


ことを目的としたJeepney Moderni-


zation Programジプニー近代化計画


を発表しました。


このプログラムでは、新型ジプニーの


デザイン、エンジン排出量、効率化に


ついて、基準が設けられました。


これを受け、伝統と現代技術を融合


させた新世代のジプニーが開発されて


います。


この新型ジプニーは、洗練された


デザイン・内装、座席数の増加や余裕の


ある通路、エアコンや換気設備の充実


などを特徴とし、より快適な車内に


なっています。また、


欧州排ガス規制「ユーロ4」に準拠した


エンジンを搭載し、電気自動車や


ハイブリッド車などのクリーンな燃料


を使用することで、二酸化炭素の


排出量を大幅に削減し、環境にやさしい


乗り物を目指しています。


さらに、一部の新型ジプニーでは、


USB充電ポート、Wi-Fi接続、CCTV


システムなども装備されている


そうです。


また、近代化の取り組みは、


ジプニーの車体のみにとどまり


ません。


運転手への研修や、免許の取得、


厳しい交通安全規制の順守を義務付ける


ことで、プロフェッショナルな


ドライバーの育成にも力を入れて


います。


一部の主要都市で、すでに走行している


新型ジプニーですが、今後もますます


普及することが見込まれます。


 徐々になくなりつつあるジープニーを


ご覧ください。

1951~1962年頃のジープニーです。


1957年のジープニーです。


1950~60年頃のジープニーです。


1950~60年頃のジープニーです。


1960~1970年頃のジープニーです。


1983~1984年頃のジープニーです。


新しいジープニーです。


フィリピン政府推奨の新型ジープニー


です。

ずらりと並んだ新型ジープニーです。


 ジープニー業界では、依然として


近代化政策に反対しています。