フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

日本でも報道されたフィリピンの大統領選

おはようございます。


 フィリピンの大統領選は、米国と違って


ほとんど日本への影響はありませんので、


報道されることは少ないですが、このほど


日本の新聞社がインターネット版で、少し


詳しく報道しましたので、ご紹介します。



 来年5月に予定されるフィリピンの大統領選に


ロドリゴ・ドゥテルテ大統領(76)の長女で


現職市長のサラ氏(43)が出馬の意欲を示して


いる。憲法の規定により大統領再選が認められ


ないドゥテルテ氏は、副大統領選に立候補する


構えだ。娘を補佐する形を取りながら、事実上


の「2期目政権」を狙っているとの見方が浮上


している。


 サラ氏は弁護士出身で、父の後を継いで


約5年前から南部ダバオの市長を務める。


スラム街の立ち退きを強行しようとした裁判所


関係者を殴るなど、父譲りの豪快な人柄で知られ


低所得層などに人気がある。


 今月9日、中部セブ島で記者団に出馬の意向が


あるかと聞かれて「はい」と答え、「最終的な決断


はこれからだ」と付け加えた。父親の後継候補と


目されてきたが、出馬に前向きな姿勢を示したのは


初めてだ。


 これに先立ち、ドゥテルテ氏は7日にテレビ放映


された与党「PDPラバン」幹部との会合で、


副大統領選への出馬を「真剣に考えている」と


語った。PDPラバンは、5月にドゥテルテ氏を


副大統領候補に推すと決定している。副大統領選


は大統領選とは別々に行われ、ドゥテルテ氏は


出馬が可能だ。


 比民間調査機関「パルス・アジア」の最新世論


調査で、大統領選候補としてサラ氏の支持率は


28%、副大統領選ではドゥテルテ氏が18%で、


ともにトップとなった。


 フィリピン政治に詳しいサント・トマス大の


デニス・コロナシオン准教授は、「ドゥテルテ氏は


低所得層を中心に人気を維持し、サラ氏はその


恩恵を受けている。有権者はイメージやカリスマ性


を重視する傾向があり、親子ペア誕生はありうる」


との見方を示す。


 比憲法は大統領任期を6年と定め、再選は禁止


している。ドゥテルテ氏は実質的な政権継続を


狙っている可能性がある。


 ドゥテルテ氏は目玉としてきた麻薬対策で、


容疑者の殺害も辞さない苛烈な摘発を徹底し、


マニラ首都圏の凶悪犯罪件数を大幅に減らすなど


国民の高い評価を得た。6月に大統領府で行った


演説では、「まだ達成していない公約がある」


と述べて、麻薬対策とインフラ(社会資本)整備


を挙げている。


 インフラ整備のための投資を呼び込む目的で、


南シナ海で領有権問題を抱える中国との融和姿勢


を示してきた。こうした実利重視の外交に国内の


批判は高まっており、選挙戦に向けた今後の対中


政策の行方も注目される。


 与党内では、ボクシング界の英雄で上院議員の


マニー・パッキャオ氏(42)らも大統領候補に


浮上しており、ドゥテルテ親子政権の誕生を


けん制する動きも出ている。


 以上が記事の全文です。


さらに、今後のスケジュールも掲載して


いました。


 ドゥテルテ大統領の最後の施政方針演説 


7月26日


 立候補届け出 10月上旬


 選挙キャンペーン 2月8日~5月7日


 投票日 5月9日


 新大統領就任 6月


さらに、大統領選に出馬がうわさされている


候補者として、


サラ・ドゥテルテ市長、イスコ・モレノ市長、


ボンボン・マルコス元上院議員、グレース・


ポー上院議員、マニー・パッキャオ上院議員


の名前を挙げています。


 日本のメディアがフィリピンの大統領選の


事を詳しく報道するのは珍しいです。


なぜなら、誰が大統領になろうと、日本に


対する依存度は、変わらないからです。

イハウ・イハウ(フィリピンのBBQ)を


手にするサラ・ドゥテルテ、ダバオ市長です。

サラ氏が大統領選出馬を「イエス」と


言ったという報道です。

サラ氏は、父親と同じバイク好きです。


人気者です


世界チャンピオンのマニー・パッキャオ


上院議員です。


ドゥテルテ政権の汚職を告発すると


息巻いています。

パッキャオ議員とドゥテルテ大統領です。


西フィリピン海(南シナ海)の問題は


大統領選の争点のひとつです。


フィリピンの大統領選挙は、興味深く


面白いです。