フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

マニラ湾で保護された海亀

おはようございます。


 フィリピンのマニラ湾では、3年前から


ドゥテルテ大統領の号令で、マニラ湾浄化


作戦が実施されています。


その効果で、マニラ湾の一部の地域では、


美しい砂浜が出現しています。


先週には、マニラ湾のポートエリアで


フィリピン沿岸警備隊(The Philippine


Coast Guard PCG)がヒメウミガメを


保護しました。


環境保護局(The Environmental Protection


Officers EPO)は、この亀をケソン市の


ニノイアキノ・パークスアンドワイルド・


ライフセンターにあるワイルドライフ・


レスキューセンターに運びました。


獣医によると、ヒメウミガメはオスで、


体重は32.8キログラムです。


カメの年齢をおよそ20から25歳であると


推定しました。


ヒメウミガメの野生での平均寿命は50年で


最大2.5フィートまで成長します。


南大西洋、太平洋、インド洋などの暖かい


海域でのみ見られます。


フィリピンでは、ヒメウミガメが全国で確認


されており、ルソン島の西海岸(バターンと


サンバレス)で営巣地が記録されています。


しかし、カメは、世界の個体数が30〜50%減少


していることが観察されているため、


国際自然保護連合(IUCN)によって絶滅危機種


のレッドリストに分類されています。


専門家によると、この減少は主に狩猟や密猟、


そして営巣地や生息地の劣化によるものです。


海洋汚染や漁具の意図しない漁獲も、カメの


脆弱な状態の原因の1つです。

保護されたヒメウミガメです。




マニラ首都圏パサイ市の環境天然資源局は


マニラ湾浄化作戦の一環として、湾に流れ


込む河川の清掃・浄化を行っています。


プラスチック、木材、家庭ごみ、布地から


なる固形廃棄物の55袋が水路から収集


されました。


この活動は、マニラ湾浄化作戦(Battle For


Manila Bay)の一部であり、マニラ湾の水質


を回復するための省庁間の取り組みを主導


しました。

マニラ湾に流れ込む河川の清掃作業です。


大量のごみが流れ込みます。


人海戦術で清掃します。


マニラ湾の一部の砂浜は、見違えるほど


美しくなりました。

東洋の真珠とうたわれた往年の美しい都市が


蘇るかも知れません。

美しくなったマニラ湾ですが、まだ無神経


にものを廃棄する人が居るのは、許しがたい


事です。

たくさんのマスクがマニラ湾に流れ込んで


います。


廃棄物をやたらに捨てるのは止めましょう。