フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

タール火山で大量の噴煙

おはようございます。


 フィリピン北部ルソン島の中南部


パタンガス州タール湖の中央にある


タール火山で、昨日の午後、噴煙が


上がりました。


フィリピン火山地震研究所(The


Philippine Institute of Volcanology


and Seismology Phivolcs)は12日


午後、ルソン地方バタンガス州の


タール火山で高度1千メートルに達する


噴煙が立ちのぼったため、噴火の可能性


が高まっているとして、同日夜、警戒レベル


4(危険な噴火の切迫)を発令しました。


数日内に大きな噴火が起きる可能性が


あります。


 ヨコピーノのスマホには、昨日の午後


から4~5回アラートが着信しました。


 火山周辺のバランガイ(最小行政区)


には避難命令が出され数千人が避難を


始めました。


マニラ首都圏でも午後8時現在、マニラ


空港が航空機の離発着を見合わせて


います。


マニラ市、マカティ市などマニラ首都圏


各市などは13日の休校を発表しました。


 Phivolcsによると、タール火山の活動


の活発化は昨年3月28日から確認され


ていました。


 溶岩の流出はまだ確認されていま


せんが、火山の周辺広範囲で地震が


続いており、アゴンシリョ町やタガイタイ


市では降灰も確認されています。


 ヨコピーノが住むカビテ州バコール市


でも少し降灰しています。


 タール火山は、マニラ首都圏から約60


キロ南のバタンガス州にあるタール湖の


中央に位置する火山島です。


スペイン植民地時代の1572年から1977年


の間に33回の噴火が記録されています。


1911年1月30日には大爆発を起こし、


火山島の住民1334人が死亡しました。


1965年には火山島西岸での水蒸気噴火


により、約200人が死亡しました。


2010年4月19日には火山島で有感地震


があったため、警戒レベル2が発令され、


全島民が避難しています。


噴煙を上げるタール火山です。


静かなタール湖です。




避難する住民とそれを助ける警察官です。



灰まみれです。


避難した住民は灰だらけです。



市街地はゴーストタウン化しています。


噴火の様子です。



噴煙に雷が落ちています。


大自然の怒りのように感じます。


タール湖の地図です。


警戒レベルの分類です。


マニラ空港は降灰のため運航停止です。


日本からの便も休止です。


バタンガス州の今朝の様子です。


路面は灰だらけです。


 フィリピンは、日本と同じで自然災害が


多いです。


充分な警戒が必要です。