フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

マニラ中央郵便局の火災被害

おはようございます。


 昨日発生したマニラ中央郵便局の火災


は、午前7時22分に完全に鎮火しました。


 2018年、国立博物館はマニラ市の


マニラ中央郵便局の建物を「文化的、


芸術的、歴史的に極めて重要な意味を


持つ」と認められ重要文化財に指定


しました。


マニラ中央郵便局は、1926 年に


フィリピン人建築家のフアン・


アレジャノとトーマス・マプアに


よって建設されました。


しかし、マニラ市街戦で、壊滅的


被害を受け第二次世界大戦後の


1946年に、再建されました。


 フィリピン郵便公社(PhlPost)の


ルイス・カルロス郵便局長は、配達予定


だった国民IDの一部を含め、すべてが


火災で焼失したと述べました。


「切手、郵便物、小包、絵画、


コンピューターの記録、データを含む


すべて」と答えました。


フィリピン統計局(PSA)は昨日、


郵便局の火災で焼失した国民IDを


登録者に追加費用なしで交換すること


を保証しました。


「私たちは国民に対し、火災の影響


を受けた PhilID (フィリピン ID) は、


そのようなシナリオに対して PSA が


設定した手順に従って、PSA に


よって追加費用なしで、関係する


登録者に置き換えられることを保証


します。」と国家統計官で PSA 次官


のデニス・マパ氏は述べています。


 しかし、火災で失われた切手、


郵便物、小包、その他の貴重品以上に


郵便局長が最も残念に思ったのは、


建物が「遺産」であるために受けた


損害だった。


「もちろん、誰もが切手、博物館の


一部(作品)、企業データについて


尋ねています。しかし、結局のところ


それは歴史的建造物であるため、


それは建物そのものです」と


ルイス・カルロス郵便局長は、


述べました。


 この火災の消火のために、マニラ


首都圏と近隣地域では推定82台の


消防車(消防局(BFP)の42台と


ボランティア消防団40台)が


緊急事態に対応しました。

マニラ中央郵便局正面の消火活動の


様子です。

内部は、激しく燃えています。






火勢が弱まりました。


奥の建物が、郵便局ビルです。


手前は、ジョーンズ・ブリッジです。


1936-1939年のマニラ市の様子です。

火災で激しい被害となった中央郵便局


の内部です。


無残に焼けただれています。


歴史的建造物が壊滅的被害です。


なお、人的被害は、死亡者は無く、


ケガ人が数名です。


不幸中の幸いです。