フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

フィリピンのCOVIT-19

おはようございます。


 世界中がCOVIT-19(新型コロナウイルス)


で揺れています。


フィリピンも混乱しています。


 フィリピンの英字日刊紙は、論説で、


フィリピン政府の対応に疑問を呈しています。


 性急な都市封鎖で市民への重すぎる負担


が見えてきた。


 例えば日雇いや1日ごとの売り上げで


何とか生活している人々はどうやって生き


延びればいいのか? 


食品をストックしろと言われても、そんな金も


冷蔵庫も持たない人もいるのだ。


 それに、外出を許されるか、許されないかの


線引きも難しい。


医療関係者はもちろん出勤を許されるべき


だが、死にゆく人に寄り添おうとする神父は? 


葬儀に参列する人は? 


コロナ危機が落ち着くまで葬儀を延期


するのか?


 問題は、この政策の実施者たち自身が、


何をなすべきかよくわかっていないことだ。


 覚えておくべきは、こうした状況下で、


国家の警察権力は正当化されるが、その権力


は無制限ではなく、移動の自由などを含む


憲法が保障する権利を無視することは


許されない。


講じる対策が違法・違憲であってはならず、


令状なしの逮捕や違法な捜査などは


認められない。


また、対策が正当性を持つには、それによる


結果との釣り合いが必要だ。


 いくつか注意を払っておくべき憲法の条項


もある。


第6条第23項は、国会が承認した場合に限り、


宣言された国の政策の実行に必要な権限を


大統領に与えることを認めている。


第12条第17項は、国家の緊急時に、国が国会


を通して、民間が所有する公益事業の運営を


掌握することを認めている。


 ドゥテルテ大統領は数日前に、大手の食品会社


に対し、低所得者に食品が行き渡るよう寛大な


対策を求めていた。


 しかし政府は民間にこびへつらわずとも、


状況次第では憲法によって強制力を伴う積極的


な対策を取ることが認められているのだ。


マニラ首都圏も閑散としています。


ホテルは、宿泊禁止です。


この女性は、医療従事者です。


業務を終えて帰宅するところですが、


交通手段が無く、徒歩で1時間かけて


自宅に帰ります。


対策を協議するドゥテルテ大統領です。


イスコ・モレノ市長は、市内を視察します。


外出できない女子は、イライラして、


おたけびを上げています。


 しばらくは、辛抱するしかないようです。


我慢しましょう。