フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

ドゥテルテ大統領は防疫措置の緩和を発表

おはようございます。


 フィリピンのドゥテルテ大統領は、


省庁間タスクフォース(the Inter-Agency


Task Force IATF)の勧告を受け、マニラ首都圏


などの防疫措置の緩和を、昨夜発表しました。


 新型コロナウイルス対策の省庁間タスクフォース


(IATF)は28日、6月1日から、現在は最も厳しい


防疫強化地域(The enhanced community


quarantine ECQ)になっているセブ市を


修正防疫強化地域(The modified enhanced


community quarantine MECQ)に、


マニラ首都圏をMECQから一般防疫地域


(The general community quarantine GCQ)


へと移行させ、外出・移動などの規制を緩和


する案を決め、ドゥテルテ大統領に勧告


しました。


地域指定の期間は6月15日までです。


ドゥテルテ大統領は、28日夜のテレビ演説で


最終決定を発表しました。


 この決定で、セブ市を除き、現在のECQ、


MECQ地域はGCQになります。


現在GCQの地域は、リスク状況に応じて、


GCQと、さらに規制の緩い修正一般防疫地域


(The modified general community quarantine


MGCQ)に分かれます。


 マニラ首都圏については16市1町の首長全員


一致でGCQへの移行を要望していました。


ただし、GCQになる首都圏でも、ケソン、マニラ、


パラニャーケ各市については、MECQになるセブ市


とともに、引き続き感染の高リスク地域にあるとして


フィリピン政府は監視態勢を強める方針です。


 フィリピン内務及び地方自治省(The Department


of Interior and Local Government)のアニョ長官は、


GCQになれば、電車やタクシー、トライシクル


の再開が許されるとして、従来のジプニーは


隣り合って座ることから「乗客用の運行は禁止され


物資の配送に限った運行を考えている」


と述べました。


バイクは1人乗りに限り許可され、配車バイク


サービスのアンカスなどは引き続き禁止


されます。


バスは通常の50%の乗客での運行となるが、


最低限の防疫基準に加え、乗客の名前も記録


するよう求められます。


演説するドゥテルテ大統領です。


ドゥテルテ大統領の肩には、重い責任が


のしかかります。


フィリピン国家警察(Philippine National


Police PNP)の検問も少しは緩和されそうです。


ソーシャルディスタンスは、引き続き維持


されます。


地域によっては、すでに混雑が見られます。



コロナに負けずに頑張りましょう。