フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

フィリピンでは医療従事者の感染率が高い

こんにちは。


 新型コロナウイルスの対応に当たる


医療従事者の方たちに対する感謝や


敬意が伝えられる中で、医療従事者の


感染者数が増加しています。


 新型コロナウイルスの感染拡大が


続くフィリピンで、感染者に占める医療


従事者の割合が約15%と高い数値を


示しています。


一億人を超える人口を抱えながら、


先進国と比べて施設や装備が脆弱


なのに加え、来院者が病状を正確に


申告しないことなどが要因で、


数カ月内に医療体制が限界を迎える


可能性も指摘されています。


 フィリピンでは25日時点で、


7294人が感染し、医療従事者が約15%


の1101人に上ります。


二十日にはウイルスの検査拠点で、


職員43人の感染者が確認されました。


 死者は昨日の時点で計511人で、


医療従事者は26人です。


この中には、フィリピン心臓協会会長


を務めた著名な心臓病専門医も


含まれています。


 世界保健機関(WHO)西太平洋地域


事務局の担当者は「感染者に占める医療


従事者の割合は地域全体で2、3%なのに、


極端な値だ」と危ぶみます。


 米国に次ぎ現在約二十万人が感染し、


医療崩壊の危機に直面するスペインでの


割合約16%にほぼ匹敵します。


フィリピン私立病院協会は要因として、


症状や旅行歴を申告しない来院者が


いたことや、医療従事者を感染から守る


装備の不足を挙げています。


 フィリピンの人口十万人当たりの病床数


は101床で、医者の人数は約4万人4です。


それぞれ日本の十分の一前後にとどまる


数です。


限られた医師らのもとに感染者が集中


しやすい環境にあります。


 新規感染者の受け入れを停止する病院


も出始め、政府は医療サービスの継続を


求めるとともに、国際展示場などを


軽症者用の臨時病棟に転用しました。


一方、フィリピン大学の専門家は二十日、


「重症者の受け入れ態勢に限りがある」と


警告する研究を発表しました。


 重症者の治療拠点である政府系の


「フィリピン肺センター」のノルベルト・


フランシスコ医師は「防護服や手術用


マスク、死体袋がもっと必要だ」と


訴えます。


 フィリピンでは3月中旬以降、マニラ


首都圏などで移動制限が続くが、


感染増加に歯止めがかからない


状況です。


 フランシスコ氏は「今後二カ月間、


増加が続くなら、私たちの許容量を


超える」と危機感を募らせています。


 一方で、民間調査機関の調査によると


フィリピン人の88%が「心配はしていない」


と回答しています。


楽天的なフィリピン人らしいといえば、


それまでですが、楽観は許されないと


思います。


ダバオ地域医療センターの医療従事者


の皆さんです。


コロナに負けないぞ、とばかりにポーズを


取っています。


本当に医療従事者でしょうか?


フィリピン人らしいと言えばそれまでです。


路上に設置された検査ブースです。


フィリピンの検査数は、日本と同じで


少ないです。


ある漁村の道端に置かれた持ち帰り自由


の取れたてのお魚です。


漁師が余った魚を提供しています。


悪魔が語り掛けています。


「家にいるか、俺と一緒に来るか?」と、


フィリピンでは外出は禁止で、日本より


ずーっと厳しいです。


美しい女神さまも外出自粛と言っています。


 コロナをのさばらせないように


頑張りましょう。