フィリピン帰りのヨコピーノ

フィリピンで8年暮らしましたが2020年3月に帰国して、そのまま日本にいます。フィリピンの話題や自分自身の暮らしを書いています。

ドゥテルテ大統領が久々の問題発言

おはようございます。


 フィリピンのドゥテルテ大統領が久しぶりに


問題発言をして、物議を醸しています。


これについて、日本のメディアも取り上げています。


 NHKは、以下のように報道しています。


 フィリピンで新型コロナウイルスの対策として、


厳しい移動制限の措置がとられていることに


関連し、ドゥテルテ大統領はテレビ演説で


「違反者がトラブルを起こすようなら、射殺


するよう警察と軍に命じた」と述べ、強硬な


取締りも辞さない考えを示し物議を


醸しています。


フィリピンでは、新型コロナウイルスの感染


拡大を防ぐためとして、首都マニラがある


ルソン島全域で先月17日から、およそ1か月に


わたって生活に必要な食料品店などの仕事


以外では、自宅からの外出を制限する措置が


とられています。


これについてドゥテルテ大統領は、1日夜に


行ったテレビ演説で「違反者がトラブルを


起こし公共の危険となるようなら、射殺するよう


警察や軍に命じた」と述べて、強硬な取締りも


辞さないという考えを示しました。


フィリピンでは移動制限の措置によって、多くの


飲食店が閉店を余儀なくされたほか、従業員が


解雇されるなどの影響も出ていて、1日は、


マニラで食料や現金の支給を求めるデモが


おき、およそ20人が警察に逮捕されるなど国民


の間で不満が高まっています。


ドゥテルテ大統領は、これまでも強硬な治安の


取締りで、人権活動家などから反発を招いて


きましたが、新型コロナウイルスをめぐる対策


でも物議を醸しています。


 また、読売新聞は、以下のように報道しています。


 フィリピンのドゥテルテ大統領は1日の


記者会見で、新型コロナウイルスの感染対策


を巡って当局に抗議する活動家について、


「軍や警察に射殺を許可する」と述べた。


マニラ首都圏では1日、食料配給を求める抗議


活動が起きており、活動が暴力化しないよう


けん制したものだ。


 ただ、警察幹部は2日、地元テレビ局の取材に


「射殺はしない」と話した。


地元テレビCNNフィリピンなどによると、1日の


抗議活動では、警察は無許可活動だとして


21人を拘束した。


地元当局は配給に問題はなく、左派グループが


虚偽情報で扇動したとしている。


 マニラを含むルソン島は感染拡大を防ぐために


事実上封鎖され、経済活動の大部分が停止して


おり、食料不安の声が出ている。


ドゥテルテ氏は記者会見で「すべての人に援助が


行き渡るよう努力している」と語り、


理解を求めた。


 また、フィリピン現地の唯一の邦字紙は、


以下のように報道しています。


 「コミュニティ防疫」下の首都圏ケソン市


サンロケで1日、食料支援を求める群衆デモ


が発生し、21人が逮捕された。


このデモに絡んで、ドゥテルテ大統領は同日の


テレビ演説で、警察や軍、バランガイ(最小行政区)


に対し「秩序を乱す者は射殺しろ」と命じる


発言をした。


 人権団体カラパタンは「大統領の発言は、


より深刻な人権侵害を肯定するもので、


麻薬戦争を彷彿(ほうふつ)させる」


と批判した。


ガンボア国家警察長官は、同日のテレビ局


ANCのインタビューで「大統領は非常事態で


あることを過度に強調したのだろう。射殺する


ことはなく、最大限寛容に努める」


と慎重な発言をした。


 事件の発端は1日、サンロケの住民が食料


支援があるとの未確認情報を耳にして、


受け渡し先とされるエドサ通りに集まった。


しかし、いつまで経っても物資は来ず、群衆の


集まりは市に対する抗議デモに発展した。


後に警察が鎮圧、一部は暴力的に排除され、


その時の動画がソーシャルメディアで


拡散された。


 同地区を支援するグループ「サンロケを守る


連合」は「その場で寄付を集めていた少年を


含め、警官からこん棒で殴られた住人もいる」


と、警察の対応を声明で非難した。


 アムネスティ・インターナショナル・フィリピン


のオラノ事務局長は「政府はその日暮らしで


最低限の生活必需品にも事欠く貧しい層を


逮捕している。必要なのは、抑圧的な罰


ではなく、対話であって早期の食料支援だ」


と話した。


 逮捕された21人は、国家警察のキャンプ・


クラメ本部に収容され、家族の面会や食事の


持ち込みが許されたのは数時間後


だったという。



 フィリピン政府は、昨日、新たな声明を発表


しました。


・ 強化されたコミュニティ隔離措置の対象地域


にいる者に対し,マスク等の着用が義務化


されます。


・ スーパーマーケットその他の日用必需品を


扱う店舗の営業時間を最大で12時間まで延長


する事。


以上がフィリピン政府により推奨されました。


 厳しい規制にもかかわらず、一向に感染が


止まらない事に、ドゥテルテ大統領は相当


頭に来ているようです。


この自転車に乗る人たちは、マニラ首都圏


ケソン市の医療従事者です。


公共交通機関が無いので、数キロ離れた


自宅から自転車で通っています。


医療従事者は、必死で治療活動に専念


しています。


病院で長時間勤務して、自転車で帰るのは、


非常に大変です。


SNS上では、この医療従事者たちに


称賛の声が寄せられています。


演説するドゥテルテ大統領です。


マニラ首都圏で警戒するフィリピン国家警察


の警察官です。


この女性は、看護師で、交通機関が無いため


徒歩で自宅に帰る所です。


医療従事者の負担は相当厳しいです。


病院で、医師は、自宅から出ないように


呼び掛けています。


 早期に感染が終息するように祈ります。